09. Sample

NMR測定で使用した試料について記述します。
ここでは試料に含まれる物質(生体高分子や緩衝物質、塩、DTTなど)をすべて挙げてください。
異なる安定同位体標識の施し、あるいはpHやイオン強度の滴定実験、受容体活性物質添加の有無など、
複数の試料を使用した場合、それぞれ試料毎に記述を行ないます。

Sample
Sample label
ここで挙げる複数の試料を区別するために名前をつけます。単一の場合でも記入してください。
[例:sample_1]
Sample type
その試料の物理的状態を示す適当な語句をプルダウンリストから選択あるいは入力します。
Sample details
この試料に関して特記事項があれば記入します。内容物質や状態の特徴・調整方法など、何でもかまいません。
[例:The added glycerol was used to raise the viscosity of the solution to 1.05 poisson.]
Aggregate sample number
複数の測定試料を使用した場合で、含まれる物質の種類や濃度が同じである試料の総数を入力します。
例えば上記の条件で、あるタンパク質の帰属を行う為に15Nのみと13Cと15Nの両方に同位体標識を施した
複数の試料を用いて測定した場合が当てはまります。
[例:2]
Solvent system
測定した試料の溶媒や混合組成を示す適当な語を、プルダウンリストから選択あるいは記入します。
[例:95% H2O/5% D2O, 100% D2O, acetone, 50% methanol/50% chloroformなど]

試料に含まれる内容物質の内訳について一覧化します。

Sample components
Molecule common name
この試料に含まれる生体高分子や化合物、塩などの名前をプルダウンリストから選択あるいは記入します。
[例:CheY, DTT, PMSF]
Isotopic labeling
この分子に安定同位体標識が施されている場合、IUPAC/IUBMB/IUPABグループ推奨の書式で入力します。
プルダウンリストの中から適当なものを選択するか、それらを参考にして記入します。
Concentration value (or range)
この物質の濃度や物質量の値を記入します。上限と下限値を定めた範囲で入力することも可能です。
[例:2, 0.7-1.2]
Concentration value units
濃度や物質量の単位をプルダウンリストから選択あるいは入力します。
[例:mM, %, v/v, w/v, mg, ug]
Concentration value error
値を単数値で入力した場合、この値に対して研究者が見積もる誤差を記入します。
[例:0.2]